本物のシャネルボタンへのこだわりと偽物が溢れる現実 | annvintage

2018/11/07 16:29

ここ近年、人気となっているシャネルボタンですが某フリマアプリな度で偽物が流通しております。

「近年のボタンなので刻印はありません」などと堂々と記載しておりますが簡単な見極め方があります。

刻印がないタイプのボタンはデザインボタンに多いです。ビジューが付いているタイプやボタンデザイン自体がめずらしいものです。

あとは素材重視のものなども刻印がありません。


ゴールドボタンで刻印がないものがあった場合は偽物率は高めです。

素材は基本キャスト(真鍮)なので重みがしっかりありますが、偽物は樹脂で作られています。


偽物の原価は大量生産すれば100円以下も可能ですが本物は原価だけみても数百円から物によっては数千円の価値があります。ビジューが付いていたりデザイン性が高いものは価値が高めです。

そこにシャネルのブランド価値が乗っかり、お洋服自体小ロット生産かつ高品質な素材を贅沢に使っているためスーツやワンピースは50万〜100万円で売られます。

ニットやスカートなども20万〜40万円で販売されています。

ボタンはそのような服のデザインポイントとしてつけられています。

服の付属やシャネル自体での修理用の個数しかストックしていない貴重なものであり、そもそも数十万円する服を買わなくては手に入らないはずのものです。


数十万円の現行商品ではなくヴィンテージのお洋服に出会う為には、足を動かしヴィンテージショップやマーケットに日々出向かなくてはいけません。


そこでアンヴィンテージではヨーロッパ在住の友人にバイヤーを頼みながら運営しています。

もちろん日本でも私たちが探す場合もありますが、ヨーロッパに比べヴィンテージシャネルの服が少ないため困難です。


そんな手配困難な本物のヴィンテージシャネルボタンを取り扱いたいと思った理由はまた今度綴りたいと思います。